思いついた小ネタを短文or会話で簡単にまとめてみました^^
お付き合い頂けると嬉しいですv ↑新↓古 で、多分ドンドン増えます
取り扱いCP混在してるので色分けしておきます

■赤■→我愛羅×リー ■白■→サイ×ヤマト(テンゾウ) ■紫■→カンクロウ×テマリ


キャンディー(我リー)


「我愛羅くん飴食べませんか?」
「要らん」
「そうですか…美味しいのにな」
「…………」

リーは袋から一つ取り出して頬張った
言葉の通り美味いのだろう、表情が和らいでいる
見られている事に気付いたリーがこちらを見て微笑んだ

「やっぱり食べたくなりましたか?」

見ていると蕩けそうになるその笑顔に引き寄せられ、たいして無かった距離をゼロにした

「我愛羅くん?……ち、近いですよっ」

頬を赤らめて慌てる仕草が可愛い
執務室には二人しかいない
何を今更と思うがそんな反応もまた愛しさに拍車をかける
一気に濃密になった部屋の空気を甘く感じる
……ああ、リーの息が甘いのか
誘われるまま唇を重ね蜜のように甘い舌を味わう
深く口付けながら髪を弄り真っ赤に染まっていた耳朶を暴き囁いた

「…美味いな」
「……ちゃんと食べてないくせに…っ」

目尻に涙を滲ませ悔しそうな声でそんな事を言うのは誘っているとしか思えない

「そうだな…」

俺は込み上げる幸福な感情のまま唇を綻ばせリーの身体をソファに押し倒した

「?!」
「ちゃんと、頂くとしようか」

飴よりも甘い恋人の唇と、それから……

床に落としてしまった袋には木ノ葉の文字で『フルーツキャンディー』と書いてあった



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べっ、別にオチてなくて良いんだからねッ!!
我愛羅はちょっと可愛くないカンジに大人びて
リーはそれがちょっと悔しいみたいな^^^^
我愛羅って甘い物苦手そーなイメージがあります
(羊羹とマロングラッセ嫌いのせいかな??)




流されて…(サイヤマ)


「助かったよ、サイ。ありがとう…」
「いえ。そんな事より隊長、酷い顔色です」
「……ああ。寒くて仕方ない」

ずぶ濡れの身体……それはまぁ僕もなんだけど
隊長は随分長い時間水中に身を潜めていたから、体温が下がりきっているんだろう
歯の根が噛み合っていないし、身体も酷く震えている
このままでは危険だ。早く身体を温めないと……
だけど僕達は今、追われているから火を熾す事は出来ない
ならば…
方法は一つしかないんじゃないかな

「……サイ、一応、聞くけど……何してるの?」
「服を脱がせています」
「だよね」
「理由を、言わないと分かりませんか?」
「……いや、分かるよ。……うん、分かってる…」

歯をガチガチ鳴らしながら言ってくるけど、言ってる場合じゃないのは自分が一番良く分かっている筈だ
震えて上手く動かせない腕を上げ僕が脱がせやすいように協力してくれる

「ごめん、ね。手指が、思うように動かせなくて……」
「別に構いません」
「……………」
「……………」
「…………っ」
「何か?」

下衣と下着を一度に引き下ろそうとしたら氷みたいに冷たい指が手首に絡んだ

「………どうして、君の手はこんなに熱いの」
「さぁ?興奮しているからじゃないですか?」

思いを寄せている人を裸に剥く作業
気付けば僕の股間は痛いぐらいに張り詰めていた
隊長の手は震えている
それが寒さのせいだと解っているのに儚げだと感じた僕はおかしいのかな

「……あなたが好きです」
「何だって今……そんな事言うんだよ、君は…」
「好きです、ヤマト隊長…」
「……サイ…」

僕が隊長の身体を抱き寄せた瞬間、
僕らを呼ぶ声と共にナルトとサクラが小屋に飛び込んできた

「………」
「………」
「………」
「………空気が読めるなら出て行ってくれないかな?…
でないと殺すよ?

僕は最近やっと板についてきた笑顔を二人に向けたけど、上手く行っていたかどうかは分からないな……



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オチが有った方が落ち着きます…(シャレじゃないよ!)
アッーーーーーーー!!!本っ当にサイはやり易い!!
このタイプの攻って大好きッ!!やり易いッッ!!!!




食卓の風景(我愛羅とカンテマ)


「美味いか?」
「美味いよ」
「……そうか」
「テマリの作ったハンバーグが一番美味い」

そう言って兄は深く笑み、再び箸を伸ばした
姉弟揃って食事が出来る際には必ず姉が料理を作り、こうして実家の居間で食事をする
お互い忙しい肩書きになった為、そうそう有る事ではない
今回の夕食にしたってかれこれ二ヶ月ぶりの姉弟水入らずだった

翌朝、日の出前に家を出た兄を見送ったであろう姉が台所に立ち、今度は二人分の朝食の仕度に取り掛かっていた
俺は居間に座り、朝一番の仕事に必要な資料へ目を通す
ほどなくして温かい朝食が運ばれ、姉と二人「いただきます」と手を合わせた

「カンクロウは食べて行ったか?」
「いいや。動きが鈍るのを嫌って食べずに出たよ。弁当を持たせてやった」
「そうか」
「昨夜のハンバーグ、多めに作っておいたから、入れてやったんだ」
「喜んだだろう?」
「ああ」

姉はとても可愛らしく笑って、まるで内緒話を打ち明けるように声を潜めた

「カンクロウの奴、ほうれん草大嫌いなのに、みじん切りにしてハンバーグに入れてやると気付かずにちゃんと食べられるんだよ。…おかしいだろ?好き嫌いは駄目だからと思っていつもコッソリ入れてあるのにな」
「……ああ。おかしいな」

俺は知っている
カンクロウが分かって食べている事を

『テマリのハンバーグは美味いな。また……作ってくれるか?』

昨夜の兄の言葉を思い出す
何度も聞いた事の有るそれは、愛の告白に似ている気がした



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姉と兄の恋情をそっと見守る我愛羅さんのお話でした
小さな幸福と少しの切なさを同居させたかったんですが
どーすかね?成功してるといいな^^*
実際、ハンバーグにほうれん草って…どうなんだろ?




再会(サイテン)


「ヤマト隊長…いえ、テンゾウさん。お久し振りです」
「………サイ、か…?随分背が伸びたね。それに逞しくなって。見違えたよ」
「それは良い意味ですか?」
「もちろん」
「ありがとうございます。テンゾウさんはお変わりありませんね」
「う〜ん…。それは悪い意味かな?成長してないっていうか、停滞してるっていうか…、」
「とんでもない!えっと、その……以前と変わらず素敵だなって…」
「言うようになったねサイ。そんなお世辞、どこで覚えてきたんだい?」
「お世辞?ボクは本当の事しか言いませんよ」
「………ありがとう」
「ボクよりずっと若く見えます」
「ははっ。自分の方が大人の男らしいって言ってるの?」
「そうかもしれませんね」
「そーいうトコ変わんないね、サイ。立ち話もなんだし、時間あるなら近くで何か食べようか?」
「いいですね。それじゃ元上司に夕食を奢ってもらおうかな」
「ったく、そんなとこだけちゃっかりして…」
「その後の酒代はボクが持ちますから。ね?」
「言ったなぁ!よーし、今夜は飲むぞー」

* * * * * *

「少し飲み過ぎたかな…」
「…少し?かなり、の間違いでは?」
「……ははっ!本当…そういう所変わらないな、君は…。そうだね、酔っているって認めるよ」
「僕も……酔っているようです」
「そう?」
「今なら……聞けそうだ」
「……何を?」
「あなたは今でもカカシさんを愛しているんですか?」
「………とうの昔に終ったことだよ」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「嘘吐き」
「嘘じゃないよ」
「では……あなたの心は今誰に捕らわれているんでしょうか」
「……さぁ?分からないな」
「身体に聞いてみても?」
「………君の所属って拷問部だっけ?」
「茶化さないで下さい」
「本名も知らない男はちょっとなぁ…」
「………まさかとは思いますが…、そんな事を気にしていたんですか?」
「そんな事っ?!結構重要だと思うけどっ!?」
「そんな事です。僕の名前ひとつであなたは男に好き勝手されても良いんですか?」
「……男に、じゃない。君に、だよ。サイ」
「!!」
「教えてくれるかな?」
「………本当は知っているくせに…」
「何?聞こえないよ?」
「………僕の名前は…」



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サイとテンゾウさんのGDGDな会話をGDGDと妄想^^
やっぱりテンゾの方が一枚上手だったりするんだろなぁ



殉情(カンテマ)※死ネタです


『私が死んだ時、もしもこの身体がまだ綺麗だったら…』

過去の言葉を思い出しながら、カンクロウは姉の死に顔を見つめた。
里一番の傀儡師だと認められた時、誰よりも喜んでくれた美しい微笑みが鮮明に蘇る。
彼女がかつての師の許へ嫁ぐ朝、白無垢に身を包んだ姉を攫いたいと思った気持ち…
それは時を経ても少しも衰えず今日まで自分の中に生き続けていた。

「…テマリ、相変わらず綺麗じゃん。なんでこんなキレーなまま死んじまったんだよ」

手を伸ばし、白く冷たい頬に触れ、死化粧を施された紅い唇を見つめる。

「いい紅だ。お前に良く似合う……バキの見立てか?」

生前の彼女にするように話し掛け柔らかく微笑む。
そして身を屈め、彼女の唇に耳を寄せた。まるで返答を待つように。
そうすれば物言わぬ姉の過去の言葉が耳元で蘇る。

『私をお前の傀儡にしてくれないか』
『ずっと、お前の傍に置いて欲しい』
『私はお前と共に戦い、お前を守る。ずっと……側に居るよ』

誰にも聞かれてはならない、彼女の秘密の『願い』だった。

「テマリ……」

名を呼んで、冷たい唇に唇を重ねる。
姉と交わす最初で最期の口付けはカンクロウに愛しさだけを募らせた。

「……分かってる。オレだって二度もお前を手放したくないじゃん」

一度目は婚儀の朝。

死は、二人を別たない。

「       」

テマリの願いにカンクロウはそっと言葉を紡いだ。
誰にも秘密のその答えを。



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以前日記にて投下していたカン×テマ←バキの小ネタでした^^
カンクロウとテマリは決して結ばれない二人なので、テマリは心をカンクロウに捧げたまま誰かの所に嫁ぐと思う→『誰か』とはテマリの理解者でなくてはならぬ→バキせんせーしかいない…ッ!!(クワッ!)
……みたいな下地が有ります^^; バキ→テマ大好きなんだぜ☆




ジェラシー(カブト←リー←我愛羅)


「あいつの事は忘れろ」

己の理想を追い、全てを捨て、裏切った、もう戻らない男を思って傷つくリーを見たくない

「彼は…」
「聞きたくない!」

オレがいる
そう分からせるよう強く抱くのに、リーは意志の強い眼差しを向け、首を横に振った

「彼は、ボクの体術を綺麗だって、言ってくれたんです。ガイ先生以外の人に褒められたは、初めてだったから…
…嬉しかった。とても、嬉しかったんです……」
「言うな…」

大きな瞳から零れ落ちる透明な雫へと口唇を寄せ涙を吸う
苦い思いで今にも胸が押し潰されそうだ
リーは気付いているだろうか
頬を滑り落ちる前にオレが奪うこの涙の粒があの男……薬師カブトへの恋情なのだと

……気付かなければいい

オレの心が嫉妬で今にも焼き切れてしまいそうだなどと……
気付かせたくもない



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必死にアプローチする我愛羅(しかもスルーされる)
という自分的萌設定で妄想してみました^^
(時間設定どーなってんの?!とかつっこまない^^;)
た、楽しいぞコレェエエエ!!!




職権濫用(カンテマベースの我&カン)


近親結婚を認めるって、何だよ!?
気は確かかお前っ?

今のお前よりはな。
それに……昔は当たり前に行われていた。

悪しき風習だ!

…そうだな。

だったら!

だが、それだけだ。
カンクロウ、何をそんなに拘っている?

(違う!)

誰にも渡したくないんだろう?

(渡したくない、けど…っ)
……オカシーじゃん。

そうだな。オカシイな。
けれど、事実だ。
テマリも、お前も、愛し合っている。

言うなっ!

……それに、
お前の行き過ぎた性欲処理で何人の女が身を滅ぼしたと思っている?

ンなこと知らねーよ!!

知っておけ、4人だ。
オレは選択の自由を広げただけに過ぎん。
例えそれが間違っていようと…
選ぶ、選ばないは当人同士の問題だ。
(成就させてやりたいと思って……何が悪い?)



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近親相姦いくないっ!
…って思ってるし分かってるけど、姉兄を幸せにしてあげたいって願う末弟の純粋で残酷な想いでした




破壊衝動(カンテマ)※カンクロウ×女の人表現有ります ご注意!


「さっさと足開けよ」
「ちゃんと慣らしてよぅ」
「必要ねーだろ?もうビショビショじゃねーか、この淫乱」
「あぁんっカンクロウッ」
「いくぜ」
「アッ!深いっ…」
「…オイ、もっと締めろよ」
「あっあっイイ…ッ」
「締めろって…ホラッ」
「ひぁあっ!ヤ…ッ、カンクロウッ!!いっちゃうぅ」
「早えーよ。ほら…腰使えって…」
「んっ!あぁ…大っきいぃ」
「……ん、いーぜ」
「カンクロウ…ね…、そのままなかで出して…」
「欲しいのかよ?」
「うん…カンクロウの熱いの欲しいの…」
「冗談じゃねェ。デキちまうじゃねーか」
「いいのっ!カンクロウの赤ちゃん欲しいのぉ…っ」
「ヤだね。そんなに欲しけりゃ零さず飲めよ…ッ」
「やぁあ!抜かないでぇえ!!子宮にちょうだいっ!」
「うるせえ!クチ開けろ!」
「んんぅ!」
「いいか、少しでも零しやがったら許さねーぞ」
「んんんんーーーッ!!」
「出すぜ…っ」
「ングゥ…ッ!!」

この女がアイツだったら…絶対、こんな風に扱ったりしない

* * * * * *

「おかえり、カンクロウ」
「ただいま」
「遅かったな」
「…ああ」
「お腹空いてるだろ?今温めなおして…」
「いーよ、テマリ。自分でやっから。お前はもう寝ろ」
「…けど、」
「いいから」
「……あっ、」
「……こんな身体冷えちまって…上着ぐらい着ろよ」

(何で起きて待ってるんだ、こんな日に…!)

(温かい…)

(テマリ…。やべぇ、離せねぇ…)

「……と、悪い。オレ、任務帰りで汚れてんだった。汗クセーだろ」
「……少しな」

(カンクロウの匂い、好きだ…。安心する)

(何で離れない?やべーって)

「テマリ、汚れる、から…」
(オレから離れてくれ。でないと…)

「……ああ。分かっている」
(汚れたっていい…)

(本当は放したくなんかない)

(本当は離れたくなんかない)

「………テマリ、オレ、やり残してきた事があった。ワリ…」
「……そうか、早く帰って来いよ。今夜は冷える」
「ああ……」

* * * * * *

「あ、オレ。今から行くから。任務帰りでスゲー溜まってっから覚悟しとけよ」



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カンちゃん女の敵風味でした^^
たまにはこういうのも有りだと思います
テマリ以外は誰でも一緒、どうでもいい。
…とか思ってるといいんじゃないかな








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