甲子園まであとひとつ
地区予選決勝
試合は同点のまま迎えた最終回裏・最後の攻撃
風火高校(木ノ葉と砂の合併校)は3番からの好打順だったが遭えなく2アウト走者無しで最後の打者へ
いつになく慎重に球筋を見定めるカンクロウはすでにフルカウントに追い込まれている
あと一球…
チームメイトの声援も届かないほど集中している弟の背をベンチから一心に見つめる姉
投手が大きく振りかぶった
カンクロウの視線は揺らがない
この試合何度も見てきた相手投手のモーション
ぎゅっと脇を締めバットを握る手のひらに力を込める
白球が繰り出された瞬間、テマリは思わず立ち上がり鉄柵から身を乗り出していた
カンクロウ、打て・・・!
絶対ェ、打つ…!!
テマリ ・・・
オレが お前を、
甲子園へ連れて行く…!!
な〜んて☆
ショートコント『甲子園まであとひとつ』でした^^*
絵と文でユニフォームの校名が違うのはご愛嬌(…;)
密かに顔マスさんへ捧げます^^